時がたつほど、強さがわかる木の特性


時とともに深まる、木材の強さ。

木は二度生きる、といわれるのをご存知でしょうか。これは木の「樹木」「木材」としての二つの成長をさした言葉です。
驚くべきことに、柱などの構造材は、伐られてなお強度が増し続けるといわれています。事実、引張り強度や圧縮強度は、伐採時よりも300年後のほうが強いということが確かめられています。たとえば、1300年前に建てられた世界最古の木造建築物・法隆寺。そこで使われているヒノキの柱は、新しいヒノキ材とほとんど変わらない強度を保っているほどです。
このように、長い年月をかけて日本の自然環境に合うよう少しずつ体質を変えてきた樹木を使い、日本の気候風土に適した工法で建てた建物は、類いまれな耐久性を持ち合わせているのです。

木材は、耐震住宅にふさわしい建築材料。

意外と思われるかもしれませんが、木材は、他の素材と比べ、軽くて強いといわれます。たとえば、鉄やコンクリートは一見木よりも強そうですが、重さ当たりの強度(比強度)で比較すると、木材のほうが強いことがわかります。これは同じ強度の建物をつくる場合に、建物自体の重さを軽くできることを意味します。
一般に、建物は地震によって大きな振動エネルギーを受け、その負荷は建物自体の重さに比例します。つまり、軽い木材からなる木造住宅は、重いコンクリートや鉄骨構造に比べ、小さな負荷(木材はコンクリートの約1/5~1/4)で済むのです。
日本のように地震の多い国にとって、軽くて強い木造住宅はとても適した住まいだといえます。

万一の火災から生命を守る木の住まい。

木は火に弱い。おそらく多くの方がそうお考えではないでしょうか。
しかし、木はある程度の厚さがある場合、その表面が燃えることで炭化層がつくられるため、木材の内部にまで酸素が届きにくくなり、燃え尽きるまでにかなりの時間がかかります。火災実験によると、炭化が進む速度は1分間に0.6~0.8mm。両側から30分燃え続けても、木材は3.6~4.8cmしか燃えません。つまり、木の家は、万一火災が起きても建物が倒壊するまでの時間が長く、避難経路を十分に確保できるため、ご家族の安全を保てるのです。



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